「マナレシオ」と言う概念をこのブログを読んでいる人は知っていますか?マナレシオと言うのは、簡単に言うと、パワーとタフネスの平均をマナコストで割ったものです。例を挙げると、《サバンナ・ライオン》とかはパワーが2、タフネスが1で平均が1,5、それにマナコストの1を割ってやれば、《サバンナ・ライオン》のマナレシオは1,5と言う風になります。同じように《ボロスの補充兵》のマナレシオを求めてみると1になります。

では、一旦小学3年生の分数の問題から離れて、トーナメントシーンを見てみましょう。《サバンナ・ライオン》と《ボロスの補充兵》では、どちらが多く使われていますか?

答えは《サバンナ・ライオン》です。そんな誰でもわかっていることを、とか言わないで下さい。ちょっとした確認です。つまるところ――マナレシオが高いカードほど、トーナメントプレイヤーのデッキに入り込んでくるのです。嘘をつくな!と言う人がいるかもしれないのでもう一つ例を出してみましょう。《年経たシルバーバック》と《悪辣なる精霊シルヴォス》はどちらが多く使われていましたか?

ここら辺で《ファイレクシアの魂喰らい》を見てみましょう。

Phyrexian Soulgorger / ファイレクシアの魂喰らい (3)
氷雪アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct) Coldsnap,レア
累加アップキープ ― クリーチャーを1体生け贄に捧げる。(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後、あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わない限り、それを生け贄に捧げる。)
8/8
Illus.Brian Snoddy (141/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539141/


何と3マナで8/8です。先のマナレシオ論によれば《サバンナ・ライオン》や《今田家の猟犬、勇丸》なんぞとは到底比べ物にならないほどのカード・パワーを秘めたクリーチャーと言う事になります。しかも色拘束が無いためにどのデッキにも入ります。唯一の欠点としては累加アップキープのコストが少しばかりキツイということです。コレによって、《魂喰らい》が入るデッキは限定されました。クリーチャーを大量に展開するデッキ等にしか入らないことになったのです。まあ出るくいは打たれる、といったことでしょうか。

では、《ファイレクシアの魂喰らい》が入るようなデッキとは一体どのようなデッキなのでしょうか。スマートは一応2、3程組んであります。それの公開は明日、と言うことで。すいません、時間がなくなってしまいました。

とりあえずデッキタイプとしては

ガジーグレア
オルゾフ・ビート

等を。

もう一つあるのですが、それは明日にとっておきましょう。

コメント

英
2006年8月3日9:21

いつの間にかリンクしてもらっちゃってました。
今後ともよろしくお願いいたします。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索