ISBN:4091870473 コミック 福本 伸行 小学館 2005/10/28 ¥530

(この文章はスマートの独断と偏見に基づいた電波なものです。)

たいていのMTGプレイヤーというものは兎角新しいカードが欲しいもので、発売日になったとたん諭吉を身売りに出して最新セットの箱をバンバン買うものですね。

で、買った箱を家に持ちかえって中身を取り出すわけですね。この日この瞬間のために、ニートだからって嫌いな接客業のバイトをしたり、昼飯を牛丼にして食事代を切り詰めたりしてお金を集め、大好きなミヨちゃんのグラビアも買わず。期待を膨らませてMTGプレイヤーは耐えていたのですね。もうカードが傷つくとかお構いなしにパックを引き裂くわけですよ。

で、トップレアを引かない。引かない。引かない。そうやっているうちにどんどん残りパックは少なくなっていくのです。あせりますね。こんな人は「こんなに努力して金を集めたんだからトップレアをいっぱい引ける!」と考えているんです。将来キャバ嬢に金をたっぷりつぎ込むタイプですな。で、残り1パックになってもトップレアを引かないとなると彼の目から涙が出てくるわけですよ。畜生、俺のミヨちゃんを返せ。初回版は生写真つきだぞ。

そんなこんなでさあ、ラス1です。今までパックを開け続けた時間も後少しで終わりです。彼は信じるのです。ここまでいいレアを引かなかったんだから最後はトップレアのFOILさ。涙を拭い、袋を開けます。今までで一番、慎重に。コモンが見えて来ました。指先を震わせながらアンコモンを取り出します。おっ、電解が入ってるじゃないか、運がいいなあと思いますな。で、コモンやアンコモンを全て見た後、レアを見ないでそのままにしておきます。

彼を次の行動――レアを確認する事――に移らせないのは心に迷いがあるからです。彼は幾度もパックを空けて惨敗。ただの一度も勝利していません。敗北しかなかったのです。これだとレアを見るのをためらうのも無理はありません。

1分が経ちました。そして、彼は決心しました。もう後がないなら、と開き直ったのです。彼は決心しました。もう失敗なんてすることは自分が許さない、と。彼は決心しました。これでトップレアを引かないならMTGをやめてしまおう、と。

そして、裏返しの一枚のカードを表にします。期待と不安、絶望と希望、さまざまな感情を胸に湛え、彼は閉じた目を開きました。その先にあったのは――















《光り目のネフィリム》FOIL









He was killed by the card!










まあそんな人がいるかいないかはわかりませんが、とりあえずネフィリムがカスレアと認知されていることは確かです。だれも使いません。そんな今がチャンスです。ネフィリムを使ったデッキを世間に広めてやりましょう。ネフィリムの値段を高くしてやりましょう。クソレアといった奴らに後悔を覚えさせてやりましょう。

てなわけで後でデッキレシピを載せちゃいます。

コメント

nophoto
微妙
2006年2月8日15:17

魔女ネフィ強いですよー。独楽でおっきくしますよー。

おっきく・・・・。

下ネタ言おうかと思ったけどやめました。

airon
airon
2006年2月8日16:31

リンクどうも。よろしくお願いします(´・ω・`)

スマート
スマート
2006年2月8日17:35

>>微妙さん

大きくなりすぎるのもアレですけどね。

>>aironさん

こちらこそよろしくお願いします(´・ω・`)

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